東海のススキ名所4選|青山高原の風車と富士山を望む高原【2026】
東海地方のススキは、富士山を望む高原が中心になります。静岡の朝霧高原は富士山西麓の標高650メートルから1000メートルに広がり、十国峠からは天気が良ければ富士山を一望できます。三重の青山高原は少し性格が違い、稜線に並ぶ風車とススキという組み合わせが特徴です。
いずれも高原や峠にあるため、駐車場の台数が限られるという共通の課題があります。標高が高く朝晩は冷え込むため、平地の感覚で出かけると寒さに苦しむことにもなります。
この記事では東海4か所を特徴・見頃・駐車場で比較しました。掲載した情報は2026年8月時点で各観光協会および自治体の公開情報をもとに確認したものです。ススキは気温で色づきが前後するため、訪問前に最新の状況をご確認ください。
この記事でわかること
- 東海4か所の特徴と見頃をひと目で比較
- 富士山を背景にススキを撮れる場所
- 風車とススキという珍しい組み合わせ
- 標高の高い高原で必要な装備
- 駐車場が限られる峠での動き方
【早見表】東海のススキ名所4か所の比較
富士山を入れたいなら静岡、風車との組み合わせなら三重という住み分けです。標高が高い順に朝晩の冷え込みが強くなります。
| 名所 | 県 | 特徴 | 見頃の目安 | 標高・アクセス |
|---|---|---|---|---|
| 青山高原 | 三重 | 稜線の風車とススキの群生 | 9月下旬〜11月中旬 | 標高700〜800m(笠取山が主峰) |
| 朝霧高原 | 静岡 | 富士山西麓に広がる高原 | 9月下旬〜11月中旬 | 標高650〜1000m |
| 十国峠 | 静岡 | 遊歩道20分で展望台。富士山を一望 | 10月〜11月 | ケーブルカーあり |
| 越前岳 | 静岡 | 愛鷹山地の最高峰。ススキ野原の散策 | 10月〜11月 | 登山を伴う |
東海のススキ名所4選
アクセスのしやすい順に紹介します。越前岳のみ登山が前提になります。
1. 青山高原(三重・伊賀/津)|風車が並ぶ稜線のススキ
所在地:三重県(笠取山を主峰とする高原)
標高:700メートル〜800メートル
特徴:稜線に並ぶ風力発電の風車とススキの組み合わせ
見頃:9月下旬〜11月中旬
駐車場:高原内の駐車場を利用
笠取山を主峰とする標高700メートルから800メートルの高原です。東海のススキスポットの中で最も個性的なのがこの青山高原で、稜線に沿って並ぶ風力発電の風車とススキを同じ画面に収められます。自然の草原に人工物が入ることを嫌う人もいますが、この組み合わせは他ではまず撮れません。
高原の上まで車で上がれるため、体力に自信がなくてもススキの草原に立てるのが利点です。稜線沿いに歩けば景色が次々と変わり、天気が良ければ伊勢平野や遠くの山並みまで見渡せます。
見頃は9月下旬から11月中旬にかけて。標高があるぶん平地より季節の進みが早く、風が強い日が多いのも特徴です。風車が回るほどの風が吹くため、防風対策をしておくと快適に過ごせます。
2. 朝霧高原(静岡・富士宮)|富士山西麓の高原に広がるススキ
所在地:静岡県富士宮市(富士山西麓)
標高:650メートル〜1000メートル
特徴:秋の名月とススキという組み合わせでも知られる
見頃:9月下旬〜11月中旬
駐車場:周辺の施設駐車場を利用
富士山の西麓に広がる標高650メートルから1000メートルの高原です。緑豊かな牧草地と草原が広がり、秋にはススキが穂を揺らします。何といっても富士山が目の前にあるという立地が最大の価値で、ススキ越しに富士山を入れた構図が狙えます。
秋の名月とススキという、日本の秋の定番の取り合わせを再現できる場所としても知られています。月見の時期に訪れれば、月とススキと富士山という贅沢な組み合わせも狙えます。
エリアが広く、道の駅や牧場などの施設が点在しています。それぞれに駐車場があるため、他のススキスポットに比べれば駐車の難易度は低めです。ただし富士山周辺は行楽シーズンの週末に道路が混雑します。
3. 十国峠(静岡・熱海)|遊歩道20分で富士山を一望
所在地:静岡県熱海市
特徴:遊歩道を登って20分ほどの場所に展望台
眺望:天気が良ければ富士山を一望できる
見頃:10月〜11月
アクセス:ケーブルカーを利用して山上へ
熱海と箱根の間に位置する峠で、秋にはススキ野原の散策が楽しめます。遊歩道を登って20分ほどのところに展望台があり、天気が良ければ雄大な富士山を一望できます。名前のとおり、かつては十の国を見渡せたとされる展望が売りです。
ケーブルカーで山上まで上がれるため、標高のわりに到達が容易です。散策路が整備されており、ススキの中を歩きながら景色の変化を楽しめます。伊豆観光や箱根観光と組み合わせやすい立地も利点です。
見頃は10月から11月ごろ。峠という立地上、天候が変わりやすく風も強くなります。富士山を狙うなら、空気の澄んだ日を選ぶことが重要です。
4. 越前岳(静岡・裾野)|愛鷹山地の最高峰を歩く
所在地:静岡県(愛鷹山地の最高峰)
特徴:登山道沿いにススキ野原が広がる
見頃:10月〜11月
アクセス:登山を伴う。装備と体力が前提
駐車場:登山口の駐車場を利用
愛鷹山地の最高峰で、登山道沿いにススキ野原が広がります。他の3か所と違って車で草原まで上がることはできず、歩いて登る必要があります。そのぶん人が少なく、静かにススキと向き合える環境です。
富士山の南に位置するため、登るにつれて富士山の展望が開けていきます。ススキと富士山を組み合わせつつ、標高を変えながら構図を選べるのがこの山ならではの楽しみ方です。
登山が前提となるため、装備と体力、そして時間の余裕が必要です。日照時間が短くなる秋は、下山時刻から逆算した計画を立ててください。駐車場は登山口周辺を利用しますが、台数は多くありません。
東海のススキ名所を快適に回る3つのコツ
富士山を狙うなら空気の澄んだ日を選ぶ
朝霧高原も十国峠も越前岳も、富士山が見えるかどうかで満足度がまったく変わります。夏の湿った空気が残る時期より、秋が深まって空気が澄んでから訪れるほうが確実です。朝のほうが雲がかかりにくい傾向もあります。
高原の寒さを平地の感覚で見積もらない
青山高原は標高700メートル以上、朝霧高原は最大1000メートル。平地との気温差は大きく、風が加わると体感温度はさらに下がります。ススキの季節は必ず防風性のある上着を持って行ってください。
駐車場所を先に確保しておく
高原や峠の駐車場は台数が限られ、満車になると周辺に代わりがありません。目的地の近くで駐車場所を予約しておけば、当日の空き状況に左右されずに済みます。使い方はakippa(アキッパ)の使い方完全ガイドにまとめています。
見頃の時期と持ち物
東海のススキは9月下旬から11月中旬にかけてが見頃です。標高の高い青山高原と朝霧高原は季節の進みが早く、十国峠や越前岳は10月以降が中心になります。富士山に雪が乗る時期と重なると、白い富士山と金色のススキという組み合わせが狙えます。
持ち物は防風性のある上着が最優先です。高原と峠はいずれも風が強く、気温以上に寒く感じます。歩きやすい靴も必須で、越前岳に登る場合は登山靴と行動食、十分な水分が必要です。
よくある質問
Q. 東海でススキと富士山を一緒に見られる場所はどこですか?
静岡県の朝霧高原、十国峠、越前岳です。いずれも富士山を望む立地で、ススキ越しに富士山を入れた構図が狙えます。
Q. 風車とススキが撮れる場所はありますか?
三重県の青山高原です。稜線に並ぶ風力発電の風車とススキの群生を同じ画面に収められます。東海では他にない組み合わせです。
Q. 見頃はいつですか?
東海では9月下旬から11月中旬にかけてです。標高の高い青山高原と朝霧高原は季節の進みが早く、十国峠や越前岳は10月以降が中心になります。
Q. 青山高原の標高はどのくらいですか?
笠取山を主峰とする標高700メートルから800メートルの高原です。高原の上まで車で上がれます。
Q. 朝霧高原の標高はどのくらいですか?
富士山西麓の標高650メートルから1000メートルに広がる高原です。
Q. 十国峠へはどうやって行きますか?
ケーブルカーで山上まで上がれます。遊歩道を登って20分ほどのところに展望台があり、天気が良ければ富士山を一望できます。
Q. 登山せずにススキを見られますか?
青山高原と朝霧高原は車で上がれます。十国峠もケーブルカーが利用できます。越前岳のみ登山が前提になります。
Q. 服装はどうすればいいですか?
防風性のある上着を必ず持って行ってください。高原と峠は風が強く、標高差による気温低下と合わせて体感温度がかなり下がります。
Q. 秋の名月とススキを見られますか?
静岡県の朝霧高原は、秋の名月とススキの風景で知られています。月見の時期に訪れれば、月とススキと富士山という組み合わせも狙えます。
Q. 駐車場を事前に予約できますか?
akippaのような予約制の駐車場サービスを使えば、目的地の近くに駐車場所を確保できます。高原や峠の駐車場は満車時の代替がないため、有効な手段です。
まとめ
東海のススキは、風車の青山高原、富士山の朝霧高原、展望の十国峠、登山の越前岳という4つの選び方ができます。
他にない絵を撮りたいなら三重の青山高原。稜線に並ぶ風車とススキという組み合わせは東海ならではです。富士山を入れたいなら静岡の朝霧高原で、標高650メートルから1000メートルの高原から目の前に富士山を望めます。手軽に展望を得たいならケーブルカーで上がれる十国峠、静かに歩きたいなら越前岳です。
共通の注意点は防寒です。いずれも標高が高く風の強い場所のため、平地の感覚で出かけると寒さで滞在時間が短くなります。駐車場の台数も限られるので、早い時間の到着か事前の確保をおすすめします。
掲載内容は2026年8月時点の情報です。色づきの進み具合は毎年変わるため、訪問前に各観光協会の最新の案内をご確認ください。
